お菓子作りに使うシリコン型を探していた時に、セリアでこんな商品を見つけます。
「厚焼きホットケーキ型」です。
厚焼きホットケーキ?!
なんて夢のよう!
日頃から、よくホットケーキを作っている私。ホットケーキ好きにはたまらない商品です。
一目ぼれでお買い上げ。
家に帰ってさっそくホットケーキを焼いてみたところ・・・。
あれ。想像と違う。
という残念な仕上がりになりました。
上手な焼き方を探るため何度も試行錯誤し、コツが分かって、きれいに焼くことができるようになりました。
これこれ!
これが求めていた仕上がり!
私が研究した焼き方についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
- 厚焼きホットケーキ型の使い方のコツ
- ホットケーキのデコレーション方法
- 型の使い方のアレンジ
厚焼きホットケーキ型の概要
型の種類
丸・星・ネコの3種類あります。
2個以上あると焼く時に便利!
フライパンで焼くときに約10分かかりますので、複数あった方が効率的に焼けます。
28cmのフライパンに、3個入りますよ。
型の品質
材質:シリコーンゴム
耐熱温度:230℃
耐冷温度:-30℃
サイズ:3種類とも高さが33mm、丸は直径約87mm、星は約100mm角、ネコは横が約97mm
厚さ3cmのホットケーキが作れますよ。
型の特徴
①底がついている
底がついた器型になっています。
外枠だけの型だと隙間から生地が漏れていまう心配がありますが、この型だとそういった心配はありません。
失敗が減って安心!
底があるので、用途の幅が広がっていいですね。
②取っ手がついている
取っ手があることで、生地を入れた後の型の移動や、焼く前の空気抜きがしやすいです。
この型は厚みが薄くてぐにゃぐにゃなので、取っ手があることで持ちやすくなっています。
③電子レンジ・オーブン対応
耐熱温度230℃で、電子レンジ、オーブンで使用可能とのことです。
- オーブントースターでは使用できません。
- 耐熱温度以下であっても、20分以上加熱しないでください。
ホットケーキ型で上手く焼くためのコツ
上手く焼けた時の様子がこちら。
- 焼き色が均一。
- 高さがしっかり出ている
- 底部分のかどが出ている
生地を入れる量や、焼き方を気をつけると、きれいに焼けますよ!
ホットケーキをきれいに焼くためのコツ
まずは、基本のホットケーキをの焼き方について。
焼き色に特化したコツがこちら。
フライパンに油を引くと、焼き色がまだらになり、別物のような焼き上がりになります。
また、きれいに焼くためにはフライパンの温度も重要です。
しっかり温めたフライパンで弱火で焼くというのが、きれいに焼き上げるコツです。
これらのコツを踏まえて、焼いていきます。
ホットケーキ型を使って焼く手順
- 型に油を塗る。 ⇒薄く塗る
- フライパンを温める。 ⇒しっかり温める
- 生地を作る。 ⇒混ぜすぎない
- 生地を型に流し入れる。 ⇒量を守る
- 焼く。 蓋をして弱火で7分。 ⇒直前にフライパンの温度を下げる。火加減注意
- ひっくり返す。
- 焼く。 蓋をして弱火で3分。
- 完成
上手に焼くための各作業のコツを見ていきます。
1.型に油を塗る
生地のくっつき防止のために、型に油を塗っておきます。
室温に戻して柔らかくなったバター、液体の油脂(サラダ油や米油など)を使います。
液体の油だと、塗りやすいですよ!
キッチンペーパーなどで塗り広げます。
ポイントは薄ーーーーく塗ることです。
基本的にホットケーキを焼くときは、油を引きません。
フライパンに油を引いて焼くと、焼き色がまだらになるからです。
この型を使う場合、生地が直接触れるのはシリコン型の底の部分です。
油を多く引くと、フライパンで直に焼いた時と同様に、焼き色がまだらになります。
ただ、この型を使用する場合は、くっつき防止の役割があるため油を塗る必要があります。
そのため、塗りすぎにならないように底の部分は薄く塗るようにしてください。
2.フライパンを温める
ホットケーキの焼き色を美しく仕上げるには、フライパンの準備も重要です。
まずは、油を引かないことです。
先ほども記述したように、焼き色がまだらにできてしまいます。
ですがフライパンによっては、油を塗らずに焼くと傷む原因になることもあります。
フライパンの特性により油を引く必要がある場合は、ごく薄く引くようにしてください。
次は、加熱して中火でしっかりと温めることです。
全体の温度が均一になるように、よく温めてください。
3.生地を作る
今回は森永製菓のホットケーキミックスを使いました。
小袋1袋(150g入り)で、ホットケーキ型3回分ぐらいの量が取れます。(ちょっと余ります)
卵と牛乳を混ぜたところに、ミックス粉を入れて混ぜます。
ふんわり仕上げるコツは、混ぜすぎないこと!ダマが少し残るぐらいでストップ!
4.型に流し入れる
出来た生地を、お玉やスプーンで型に入れます。
入れる生地量に注意!
持ち手の高さまで生地を入れてください。
明るい場所で型を横から見ると、生地が透けて見えますので、それを見ながら調節します。
多いと焼いてる時にあふれ出ますし、少ないと高さが出なくて上手く焼けません。
次にしっかりめに空気抜きをします。
取っ手を持って、トントンと台に軽く叩きつけるようにして空気を抜きます。20回ぐらいやってください。
しっかりやると、焼き色がまだらにならず綺麗に焼けますよ。
5.フライパンで焼く
焼く直前に、フライパンの温度を下げます。
温度が高いと生地が沸騰して気泡が発生し、まだらに焼けてしまいます。
「しっかり温めたフライパンで、弱火で焼く」というのがホットケーキをきれいに焼くコツ。
火元からおろして少し冷まします。だいたい1分ぐらいが目安です。
水で濡らした布巾の上に温めたフライパンを置いて冷ます方法もありますが、フライパンによっては温度変化が傷みの原因になることもあるので気をつけてください。
フタをして弱火で約7分焼きます。
蓋をすると、火通りがよくなり綺麗に焼けます。
6.ひっくり返す
7分で生地がおよそ型の高さぐらいまで上がってきます。
生地の表面にはぷつぷつとした気泡が上がっていて、まだつやっぽく焼けきっていない様子です。
ミトンをはめて手でひっくり返すか、フライ返しを使ってひっくり返して下さい。
熱いので、型は直接手で持たないように!
フライ返しでやる場合は、フライ返しを下に差し込んで横に倒すようにすると返しやすくなります。
7.焼く
蓋をして弱火で約3分焼きます。
8.完成
出来上がりがこちら!
食べごたえのある肉厚感!
思わず笑顔になっちゃいます。
かずかずの失敗作
成功にたどり着くまで、いろんな失敗がありました。
ぜひこちらも参考にしてください。
生地量の過不足
生地がまだらに焼ける
原因はいくつか考えられます。
油を多く引いた。フライパンの温度が高かった。空気抜きが足りなかった。など。
右上の丸、右下の焦げた星、ネコは、おそらくフライパンの温度が高くてまだらになったのではないかと思います。
焼き続けていると、フライパンの温度が上がっていくので、それに応じて火加減を調節する必要がありますね。
火加減
火が強すぎました。ごくごく弱火がいいです。
焼き色は均一に焼けていますが、焦げるちょっと手前でした。
我が家のコンロでは、かなり弱火で焼くのがちょうどいいようでした。
ホットケーキのデコレーション
形だけでも可愛いのですが、トッピングやデコレーションをすれば、さらに可愛さがアップします。
はちみつ&バター
ホットケーキの鉄板ですね。
チョコペンでお絵かき
ネコ型を買ったら、やりたくなること間違いなし!
粉糖でデコレーション
レースペーパーを使ったり、自分で型紙を作って楽しめます。
焼き色が均一にならなかった場合は、粉糖を全体にかければ、目隠しもなりますよ。
生クリームとフルーツでデコレーション
厚焼きホットケーキを横半分にスライスし、間にフルーツと生クリームをサンドすれば、まるでデコレーションケーキ。
食べ応えがあって、贅沢な仕上がりになります。
直径が約9cmなので、小さいデコレーションケーキと同じ大きさです。
ホールケーキを丸ごと一人で食べる、という幸せが味わえます。
ホットケーキ型を料理に使ってみた
目玉焼きを作ってみました。
ご飯の抜型として使ってみました。子どもが大喜びでした。
この他にも、アイデア次第でいろんな用途で使えそうですね。
厚焼きホットケーキ型のまとめ
今回の総評はこちら!
なんといっても厚焼き感が魅力!
普段ホットケーキを食べない旦那さんが
わ!めっちゃぶ厚いやん。おいしそ!
と言って食べてくれたのが驚きでした。
形がかわいいので、子どもも喜んでくれます。
私は形にこだわりがなかったのですが、形が違うとこんなにも食べる人が喜んでくれるんだという、新たな発見になりました。
想像以上に食べる人の反応が良かったので、買ってよかったです。
ぜひ、この「厚焼きホットケーキ型」でふわふわ肉厚のホットケーキを味わってみてください!
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